食薬区分の専ら医薬品成分本質(専ら医)リストに現在収載されているタウリンなど6成分について、専ら非医(医薬品的効能効果を標ぼうしない限り専ら医薬品と判断しない成分本質)リストに移行することの是非を、昨年、厚生労働省のワーキンググループ(WG)が審議していたことが分かった。審議の結果、6成分全てについて、移行しないことが妥当と判断された。
消費者庁は24日、機能性表示食品の届出情報更新を行い、計38件の届出を新たに公開した。これにより、今年度(21年度)の届出件数は累計で845件となった。年度別届出公開件数で過去最高だった前年度の880件まで35件に迫った。今年度は1000件の大台に乗る可能性がある。
医療用医薬品事業を展開する小野薬品工業(大阪市中央区)は1日、健康食品、サプリメント市場に参入すると発表した。健康食品や機能性表示食品事業を展開する100%出資子会社「小野薬品ヘルスケア」を今月5日付の予定で設立する。具体的な事業計画は、本格始動する4月以降に発表する予定だが、まずは、プロスタグランジンの脂質研究で培った研究資産を活用したサプリメントの開発を協業会社とともに進める方針だ。機能性表示食品の届出も進める。