ドリンク用途に適した液体のイチョウ葉エキスを丸善製薬が開発した。粉末のイチョウ葉エキスをドリンクに配合することも出来なくはないが、特有の苦味や溶解性に課題があった。液体イチョウ葉エキスはこの課題を大幅に改善したもの。体制が整い次第、販売を開始するとともに、新製品を使った機能性表示食品の届出サポートを進める。
サッポロウエルネスラボは、機能性表示食品の第2弾として、レモン由来ヘスペリジンを機能性関与成分として届出することをこのほど明らかにした。詳細は今後詰めていくが、ヘルスクレームとして、女性を対象にした、朝の顔のむくみ改善と、夕方時の足のむくみ改善の2点を想定している。同社では、独自開発のSBL乳酸菌を機能性関与成分とした睡眠の質を改善することをヘルスクレームとするサプリメントでの届出実績を持つ。
近く、機能性を訴求する鶏肉が消費者に提案されることになりそうだ。福岡県の農事組合法人が地鶏のむね肉で届出を行い、9月17日公開された。機能性関与成分は「イミダゾールジペプチド」の別名でも知られるアンセリンとカルノシン。届け出たヘルスクレームは、抗疲労ではなく認知機能だった。生鮮食品のうち生鮮肉の届出は今回が初となる。
ルテオリンを機能性関与成分にした機能性表示食品の届出件数がじわりと増えている。訴求機能は尿酸値が高めな男性の「尿酸値を下げる」。原材料メーカーも届出サポートに注力しており、ドリンクでも届出を可能にした。男性の尿酸値をサポートする機能性表示食品の需要開拓はまだまだ始まったばかり。今後さらに届出が増加していく可能性がある。
食品CROのTTCはこのほど、分泌型免疫グロブリンA値の増加による粘膜免疫機能向上を作用機序とする機能性表示食品の届出サポートを開始した。実質的な免疫機能に関する届出はこれまで実現しておらず、届出が実現すれば機能性表示食品市場のさらなる活性化に貢献しそうだ。
認知機能サポート成分として国内市場では認知されているPQQ(ピロロキノリンキノン二ナトリウム塩)について、エネルギー産生に必須となるミトコンドリアを増やす働きにもっと注目して欲しいと、三菱ガス化学が訴えている。ミトコンドリアが減少したり、その機能が低下したりを抑制するのが「アンチエイジングの本質」だと主張。PQQは、認知機能のみならずフレイルやサルコペニアにも対応できるとしている。
ミナト製薬は、β-アラニンを用いたアスリート向けサプリメントを開発、年内目途に販売を開始する。医薬品卸業の大木が持つドラッグストアの販売チャネルを活用し、商品の浸透を図る。最終商品の販売とともに、OEMも同時に進める。
ルテイン・ゼアキサンチンを機能性関与成分にした機能性表示食品について、「睡眠の質」「眼の疲労感」の改善をヘルスクレームに盛り込んだ届出が先ごろ公開され、注目を集めている。届出を行った原材料事業者には、多くの引き合いや問い合わせが寄せられているという。
日成共益は米パラベル社が製造販売するウキクサ科植物由来の食品原材料「LENTEIN」(商品名・レンテェイン)の日本での取り扱いを開始する。主な用途は青汁を検討しており、今後は大学と協力してエビデンスの充実に取り組むほか、研究会などを設置して、認知度の向上を図っていく方針だ。