衣料用繊維や自動車内装材、エレクトロニクス材料などを生産するトーア紡グループは、新規事業として、瀬戸内海産のアカモクパウダーやトンガ産モズク由来のフコイダン製品など、健康食品向け原材料の展開を強化する。
グルコサミン塩酸塩を機能性関与成分にした機能性表示食品について、「関節軟骨」の文言をヘルスクレームに盛り込んだ届出が14日までに新たに受理、届出情報が公開された。「関節軟骨の正常な代謝を促すのに役立つことが報告されている」としている。
研究会が初の学術集会 「たたかう食物繊維」と提唱
高めの尿酸値を下げる働きを訴求する機能性表示食品の届出で11月28日、制度施行以来2例目となる受理届出情報が公表された。機能性関与成分は最初の届出とは異なり、菊の花抽出物に含まれるフラボノイドの一種、「ルテオリン」を機能性関与成分にしたサプリメント。DHCが最終製品臨床で届け出た。
アフリカマンゴノキ由来エラグ酸(以下、アフリカマンゴ)を機能性関与成分にしたサプリメントの届出をDHCが行い、7日、届出情報が公表された。同成分は今年に入り届出件数が増加傾向。大正製薬やリフレといった有力企業も届け出ている中で、ダイエットサプリの販売に強いDHCによる届出は市場にインパクトを与えそうだ。
大麻草の茎や種子を原料にして製造するCBD(カンナビジオール)オイルの日本国内での発売準備を、化粧品・健康食品原材料販売の岩瀬コスファが進めている。CBDオイルを巡っては、2015年以降、最終製品を輸入販売する企業が日本でも見られ始めていた。
大手企業からの松樹皮由来プロシアニジンを使った機能性表示食品の届出が増えている。花王が9月に粉末清涼飲料で届け出ていた中で、サントリー食品インターナショナルによる緑茶3品の届出が10月26日までに受理、公開された。8月には、富士フイルムが「フラバンジェノール」を商品名とするサプリメントを新発売している。
新たなスポーツニュートリション原材料が日本市場に投入される。過剰摂取リスクに対する規制強化の動きが海外で強まっているカフェインの代替となることを念頭に開発された植物抽出物。そのためスポーツだけでなくメンタル系素材の側面も持つ。日本ではアスク薬品が取り扱う。
日清食品ホールディングスは22日、「ヒアルモイスト乳酸菌」の摂取により、皮膚細胞がヒアルロン酸を産生する働きを促進することを、ヒト試験で確認したと発表した。
機能性表示食品の原材料ともなるビルベリー果実エキスの価格は来年も高止まりのまま推移しそうだ。北欧を中心に、今夏の果実収穫も不調に終わったとされる。昨年、果実価格は昨対比50~100%増の高騰を見せていた中で、足元では状況の好転材料がほとんど見当たらない。しばらく我慢が必要だ。