1号認定に12商品決まる 北海道「ヘルシーDo(どぅ)」(2013.9.12)

道認定マーク

 北海道庁は8月27日、健康機能に関する研究が行われた食品成分を含んだ商品を独自に認定する「北海道食品機能性表示制度」の1号認定商品12件(8社)を決めた。いずれも道内で原料の製造から最終製品の製造を行った道内製造品。認定商品には「健康でいられる体づくりに関する科学的な研究が行われたことを北海道が認定したものです」との表示が認められ、機能そのものは表示できないが、一般の食品よりも健康機能が強調できる。間もなく店頭にも並ぶ見通しだ。

 認定商品は道内で製造された商品で、申請した企業所在地も多くが道内企業。形態はサプリメントが半数ほどあったが、ソフトクリームやドーナッツ、ヨーグルトなど通常の食品形態もあり豊富なバリエーションとなった。一方、機能性成分は、アミノアップ化学が開発したAHCCとオリゴノール、フジッコの独自素材である乳酸菌(クレモリス菌FC株)と大豆イソフラボンの計4成分だった。アミノアップ化学は独自の機能性素材の研究開発に力を入れている道内企業で、2成分でそれぞれ5商品ずつ計10商品が認定され、同社のこれまでの取組みが実った格好だ。

 申請は10社15品あり、3社3品が認定されなかったが、この理由について道は、道外製造だったことや、試験内容と成分含有量が違った商品だったためという。

 なお、道は認定商品の機能性成分に関するデータベースを構築中で、早ければ今月にもインターネット上で公開する。データベースは機能性成分の概要や学術データなどが閲覧できるが、薬事法などの法令に配慮し企業サイトや商品購入サイトには直接リンクさせないという。

 また、公募していた同制度の愛称も「ヘルシーDo(どぅ)」に決まった。「健康」「北海道」を組合せたもので、健康をキーワードにした同制度を連想するのにふさわしいことが決め手になったという。愛称は制度啓発などに活用していく。

 道は11月にも今年度2回目の申請受付を開始し、審査が順調に進めば1月に認定する見通し。
【写真はヘルシーDo認定マーク】

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