発酵霊芝 免疫賦活の機序確認 長瀬産業の独自素材(2016.4.21)


 長瀬産業㈱(東京都中央区)は、独自素材の発酵霊芝熱水抽出エキスが、自然免疫受容体のデクチン1と結合すること、マクロファージや樹状細胞などの免疫細胞からサイトカイン産生を誘導することを確認した。発酵霊芝がこれらのメカニズムにより、免疫賦活作用を示すとしている。

 βグルカンを使用したELISA(競合法)試験では、発酵霊芝熱水抽出エキスはβグルカンと同程度、デクチン1と結合活性を示すことが認められた。また、マウスの樹状細胞を用いてサイトカイン産生量を検証した研究では、発酵霊芝熱水抽出エキスを添加したところ、対照群に比べてサイトカインのTNF‐α産生量が有意に増加。脾臓細胞で検証した結果も、発酵霊芝抽出エキスは対照群に比べて、TNF‐αやINF‐γといったサイトカイン産生量が顕著に増加した。

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