ノコギリヤシの提案強める サンブライト 安定供給背景に(2016.6.20)


 サンブライト㈱がノコギリヤシ果実抽出物の採用提案を強めている。昨年来、供給量を大きく伸ばしており、提案強化によって一層の伸張を図る構え。供給原料を使った臨床試験も近く実施し、エビデンスについても強化する。

 同社が供給するノコギリヤシ果実抽出物は米ラリラボ(ノースカロライナ州)社製。同社は、医薬品やサプリメントなどの原料供給を基幹事業としているが、ノコギリヤシ果実抽出物については、主要産地の米フロリダ州で果実を収集し、各社に供給する川上企業。原材料果実の調達能力を強みとする。

 サンブライトでは、メーカーの原材料調達能力の高さを背景に、高品質の原材料を使用した抽出物の安定供給体制が確保されていることや、価格メリットを市場にアピール。そのうえで、機能性表示食品制度への対応も視野に入れた臨床試験に伴うエビデンスを、付加価値として提案していく戦略。

 毎年8月から10月ごろの夏期に収穫されるノコギリヤシ果実を巡っては、ここ数年、天候不順によるとされる不作状況が伝えられている。

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