サプリ支出、2ケタ増続く 通販健食売上高も増加推移(2016.7.7)


 総務省統計局が1日に公表した2016年5月の家計調査速報(二人以上世帯)で、1世帯当たりの健康保持用摂取品(サプリメント)の支出額は1287円だった。前年同月比は名目15.8%のプラスとなり、3カ月連続の2ケタ増を記録した。

 世帯別の支出額を見ると、前の月に前年同月比名目22.5%増と大きく伸ばしていた無職世帯は、同22.0%増の1641円と引き続き20%台の高い伸び率を維持。一方、勤労者世帯は同2.2%減の923円と2カ月連続のマイナスとなったが、支出額は2カ月ぶりに900円台に回復した。

 1世帯当たりの総消費支出は28万1827円で、物価変動を除いた実質では前年同月比1.1%の減少だった。減少は3カ月連続。

 一方、日本通信販売協会が5日に発表した16年5月度の通販売上高調査結果によれば、健康食品の売上高は前年同月比1%増の156億5500万円だった。今年度調査では2カ月連続で増加。化粧品も、6.6%増の154億6500万円と2カ月連続増だった。

 総売上高は3.1%減の1223億5000万円となり減少は2カ月連続。調査対象企業は協会の理事社・監事社を中心とする136社。

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