プリン体吸着サプリを投入 小林製薬(2016.7.21)

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 高分子キトサンを主要原料に、ビール摂取時のプリン体吸着・排出の機能性を打ち出すサプリメントを小林製薬㈱(大阪市中央区)が8月から販売開始する。まずはドラッグストアなどの店販においてサイドネット什器などを用意して売り出しながら9月からテレビCMなどで販促を後押し、「プリン体対策サプリメント」の新たな市場を創出する。初年度売上3億円を掲げる。

 同品は、昨年同時期に機能性表示食品として販展開することを明言し、消費者庁に書類を届け出て複数回やり取りをしていた。一方、当初予定していた〝尿酸値が高めの方に〟のコピーを使用せずとも需要を喚起できるなどとの判断から、健康食品として販売することに方針転換した。

 新製品「プリトロール」は、3粒摂取でビールジョッキ4杯分(約2㍑)に含まれるプリン体を吸着・排出するという。27粒入で税抜800円。

 また同社が近畿大学と10年以上にわたり共同研究してきた、東南アジアに多く分布する植物サラシアを用いた特定保健用食品「サラシア100」を10月に新発売する。プリトロール同様に専用什器を用意するとともにテレビCMなども行い、初年度売上3億円を見込む。同品は、同社が見出した特許成分・ネオコタラノールを関与成分に、「食後の血糖値を上昇させる糖の吸収をおだやかにする働きのあるネオコタラノールを含んでいるので、食後の血糖値が高めの方、食事に含まれる糖質が気になる方に適した食品です」と表示するトクホ。サラシアは、ネオコタラノールを多く含むサラシアキネンシス属を用いた。60粒(約20日分)入で税抜2800円。

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