クルクミン インデナ 機能性表示で届出支援開始(2016.9.22)


 クルクミンを機能性関与成分にした機能性表示食品の届出支援を行える態勢を、原料供給するインデナジャパン㈱がこのほど整え、商業代理店のユニキス㈱とともに提案を始めた。研究レビュー(システマティックレビュー)などの結果から、スポーツニュートリションやサルコペニアに関わる届出表示を考案しており、多くの販社に届け出てもらうことで、クルクミンの機能性用途拡大を図りたい考えだ。

 同社は伊インデナ社が開発、製造するクルクミン含有ウコン抽出物「メリーバ」(登録商標)を供給している。同素材を配合した機能性表示食品の届出をサポートするため、身体運動機能に関する研究レビューを実施し、安全性に関する資料もまとめた。また、同素材のみを配合した最終商品を使い、筋肉や筋肉に及ぼす機能性を検証した臨床試験論文を活かした、届出資料一式を準備した。

 研究レビューは、メリーバを使用した臨床試験論文のみを複数採択して実施。届出表示としては、「運動後の筋肉や身体の痛み、ストレスを穏やかにし、身体運動機能を維持・管理するのに役立つ機能があることが報告されています」といった内容が考えられるという。

 一方、最終商品の臨床試験論文の方では、その結果から「加齢に伴い減少する筋肉量や筋力を維持」といった、サルコペニアに関わる機能性に言及できることが想定されるという。

 メリーバは、インデナ社独自のフィトソーム技術を活用し、強い抗炎症作用などのあることが報告されているクルクミンなどクルクミノイドの生体利用率を高めたもの。クルクミンやウコンの需要が大きく伸びている米国では、関節ケアやスポーツニュートリションなど幅広い用途で、多くのダイエタリーサプリメントに配合されている。

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