PQQで届出支援を開始 MGC 「認識能力」を表示へ(2016.10.20)


 コエンザイムQ10と同じ補酵素の一種、「PQQ(ピロロキノリンキノンニナトリウム塩)」について、原料供給している三菱ガス化学㈱(MGC)がこのほど、機能性表示食品の届出支援を行える体制を整えた。


 MGCは今後、自社工場(新潟県)で製造する「BioPQQ」(登録商標)について、近く本格展開を始める機能性表示食品の届出支援を通じ、脳機能分野に対応できる機能性表示対応素材として、国内市場の底上げを図る。届出支援では、ユーザー各社に対し、機能性や安全性に関する届出書類一式を提供していく。


 MGC天然ガス系化学品カンパニー ライフサイエンス部によると、同社製PQQを機能性関与成分にした機能性表示食品では、「認識能力」をはじめ「即時記憶」や「注意力」などといった認知機能にかかわる表現を盛り込んだ機能性表示を行うことが想定される。


 また、機能性の科学的根拠については、「研究レビューではなくシステマティック・レビュー(SR)を行った」とし、あくまでも学術的なものだと強調。さらに、SRに関する国際的な事前登録システム「PROSPERO」に登録したという。

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