ポーラ・オルビス 子会社2社を売却 (2016.10.20)


 ㈱ポーラ・オルビスホールディングス(東京都中央区)は、子会社2社の全株式を㈱山田養蜂場と㈱ファーマフーズに譲渡することを決めた。譲渡額はそれぞれ12億円。同社が3日発表した。

 売却するのは、ドラッグストアなど一般流通市場でスキンケア商品を手掛ける㈱pbcと、テレビ通販などを通じて化粧品を販売展開している㈱フューチャーラボ(FL)の2社。pbcを山田養蜂場に、FLをファーマフーズに売却する。

 ポーラ・オルビスが長期ビジョンとして掲げる「高収益グローバル企業」の実現に向け、主力のビューティケア事業において、強みである「中~高価格帯の商品」「お客様の直接接点を持つチャネル」に経営資源を集中させ、投資効率をさらに向上させることを目的に株式譲渡を決めた。

 pbcの譲渡ついて同社では、山田養蜂場が有する顧客データベースに基づく通販のノウハウを活用することで事業規模の拡大が期待できるという。一方FLでは、ファーマ―フーズが化粧品、通販事業を成長領域として位置付けており、両社の顧客に対するクロスセルの展開やファーマ社が持つ素材開発力やエビデンスを活かした高付加価値商品の開発、販売などのシナジー創出が期待できるとしている。直近の売上高は、pbcが27億円、FLが14億円。

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