届出の実態「未処理」が800件 書類提出件数は1300(2016.11.28)


 機能性表示食品の届出について、企業が書類提出したものの届出公表に至っていない未処理案件が、22日までに800件以上にも達していることが分かった。企業からの届出書類提出件数は、すでに1300件を超えている。

 衆議院で22日開かれた「消費者問題特別委員会」で、自民党所属の小倉将信氏の質疑を受け、消費者庁の吉井巧審議官が答弁した。届出公表数は現在500件超と、公表数のおよそ1.6倍の届出が未処理のままとなっていることになる。ただ、その全てについて消費者庁とのやり取りが現在も継続しているかどうかは不明。

 吉井審議官は答弁で、未処理件数が積み上がっている理由について、「制度が施行されてまだ間もなく、事業者が作成する届出資料に若干の誤りも見受けられたことによるもの。形式的確認ではあるものの、確認作業に多くの時間を要してしまう場合がある」などと述べた。


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