日健栄協、賀詞交歓会を開催 アムスライフを協会表彰(2017.1.19)


 日本健康・栄養食品協会は19日、賀詞交歓会を東京・ホテルニューオータニで開催した。平成28年度協会賞の表彰式も執り行い、健康補助食品GMP制度発足以来の適正な製造・品質管理に努めていることに対する「健康補助食品GMP部門」の受賞企業に㈱AFC‐HDアムスライフサイエンスを選び、協会の山東昭子会長が同社役員に表彰状を授与した。

 会の冒頭、主催者挨拶に立った山東会長は、昨年起った特定保健用食品の関与成分問題について触れ、「その後(消費者庁が)ほかの製品について調査したところ、問題ないということであり、トクホに関して影響はないと思っている」と述べた。

 また、機能性表示食品制度について、「(届出が)どんどん増えている。想像を絶する数」などと述べた。機能性表示食品の届出総数は19日現在、撤回分も含めて637品目。届出書提出件数は累計1400件超。
 
 一方、来賓挨拶に立った消費者庁の岡村和美長官は、「私どもは昨年、日健栄協の力を借り、健康増進に関する国民の高い期待に沿うための行政をやってきた」などと協会への感謝の言葉をやや緊張した口調で述べ、年頭所感や定例会見などで繰り返し語っている、トクホ関与成分問題の再発防止に向けた決意、取り組みについては一切触れなかった。

 日健栄協の下田智久理事長は、乾杯の挨拶に立ち、機能性表示食品制度について「新しい制度のおかげで業界は大変な活況を呈しているが、いつくかの課題も見つかっている」と述べ、協会会員の意見を踏まえつつ賀詞交歓会に協賛した業界6団体と「力を合わせ、よりよい制度にするために関係機関に働きかけていきたい」と抱負を語った。

 なお、協賛の業界6団体に健康食品産業協議会は含まれていない。


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