ウエルシア、DgS売上首位に 17年度決算 6232億円計上 (2017.4.20)

ウエルシア結合

 ドラッグストアの売上高で長年首位に君臨していたマツモトキヨシから、イオングループのウエルシアに入れ替わりそうだ。先日発表されたウエルシアの2017年2月期の売上高は6232億円を計上。マツキヨの決算は来月開示されるが、業績見通しは5550億円としており、ウエルシアの売上高首位が確実視されている。

 M&Aなどによるグループ再編、基盤強化を図ってきたウエルシア。昨年9月に子会社・ウエルシア薬局にCFSコーポーレーションを組み込んだことなどにより、売上高が1000億円ほど上積みされた。さらに18日の決算説明会では、青森県を地盤に東北地方でDgSや調剤薬局など72店舗を展開する丸大サクラヰ薬局を145億円で買収することを発表。当日発表した、今期を初年度とする中期経営計画の3年後8000億円の売上高について、前倒しで到達する見込みとしている。

 同社では、調剤事業の拡大や、新規出店などを中計の重点項目に挙げるなか、健康をテーマとした商品の品揃えも掲げる。昨年6月には調剤、コスメ、食品などの併設店「ビビオン」を開設するなど、女性を意識した店舗のビジネスモデル構築に乗り出している。

【写真=池野隆光会長(左)と水野秀晴社長(右)(4月18日、東京・兜町)】

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