イートラボ、フリーカで新事業 課題は「基準」(2017.5.18)


 チアシードなど各種スーパーフードを手掛ける㈱イート・ラボは、次代のスーパーフードとして注目されるフリーカの原料供給事業を新たに開始する。すでに2月から最終製品の販売は開始していたが、よりフリーカの存在価値を業界内外に広めるため卸事業に踏み切る。

 フリーカは、穀物を成熟前に刈取り、焙煎したものを指す。東地中海や中東などで古くから食べられてきた穀物で、小麦を用いたものの流通が多い。ビタミン、ミネラルをはじめ不溶性食物繊維などを含み、低GI食品としての側面も持つ。

 17日には、同社フリーカの製造元であるオーストラリアのグリーンウィートフリーカ社のトニー・ラトフィー代表が来日しメディア向けに勉強会を開いた。ラトフィー代表は、フリーカの栄養価の高さや様々な料理に利用できる利点を紹介しながら、現時点でフリーカを定義付ける基準がない点を指摘、「しっかりした製造工程を経たフリーカをとってもらいたい」と強調した。


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