効能表現の「読み替え」に意欲 日本OTC医薬品協会(2017.5.22)


 日本OTC医薬品協会の杉本雅史会長は、22日に都内で記者会見を開き、2017年度の重点活動項目を明らかにした。項目の上から2番目に「OTC医薬品の製造販売承認基準の改正・新規制定への支援」を盛り込み、今年基準改正が行われたビタミン含有保健剤に続く、効能・効果表現の「読み替え」に意欲を示した。今年度は、ビタミン主薬製剤の承認基準改正のほか、外用消炎鎮痛剤に関する承認基準の新規制定の検討に、「厚生労働省とともに本格的に取り組む予定」(杉本会長)だとしている。

 「栄養ドリンク」に代表されるビタミン含有保健剤の効能・効果表現の範囲が事実上拡大されたことについて杉本会長は、「幅広いプロモーション方法も可能になった」と述べ、市場活性化につながることに期待を示した。「今まで押され気味であったエナジードリンクなどに対し、薬機法上も認められたエビデンスに基づく、効能・効果として(機能性を)謳える武器を手に入れた」という。

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