RJ、機能性表示食品化に着手 アピが臨床試験(2017.6.5)


 ローヤルゼリー(RJ)の機能性表示食品化を目指してアピ㈱が新たな臨床試験を進めていることが分かった。肌に対する有効性を検証するプラセボ対照二重盲検臨床試験を日本国内で行っており、結果を得られ次第、論文にまとめ、査読誌に投稿したい考えだ。同社は2006年、RJでは初となるトクホの表示許可を得ている。

 機能性関与成分については、RJに特有に含まれるペプチドを検討しているものとみられる。同社がトクホ表示許可を取得した飲料「ステイバランスRJ」の関与成分は、「ローヤルゼリーペプチド(VY、IY、IVY)」であり、許可を受けたヘルスクレームこそ美肌機能ではないが、トクホとしての許可実績があることからも、同成分を機能性関与成分として想定している可能性が高い。

 同社では、現在進めている臨床試験で、具体的にどのような美肌効果を検証しているのかについては明らかにしていない。ただ、現在の機能性表示食品の届出状況を見ると、肌に関するヘルスクレームの受理は保湿機能に限定されており、同社としても、まずは保湿機能で届出実績を挙げる方針だと推測される。


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