なぜかプロテイン注文数トップ アマゾンのプライムデー(2017.7.20)


 アマゾン・ジャパンは12日、10日に行われた特別セール「プライムデー」で、㈱明治の「ザバス・ホエイプロテイン100」が、注文数でトップにランクインしたと発表した。「プライムデー」は2015年から実施しており、今年で3回目。同社によると、プロテインがトップになったのは日本だけで、初のケースだとしている。

 「プライムデー」は、アマゾンのプライム会員(会員は送料無料)を対象に、7月10日18時から30時間、価格を大幅に値引きして販売するというもの。2015年から年1回実施している。
 
 アマゾン本社によると、今年は全世界で前年比60%増、日本でも過去最高の注文数を記録したとしている。同社は注文数や売上高を明らかにしていないが、30時間で約1100億円を売り上げたといわれる。

 主要各国の注文数トップ商品はいずれも家電製品やゲーム機などだったが、日本だけがプロテインとなった。日本のプロテイン市場は、世界トップの米国と比べて、約300億円程度とかなり小さいため、今回の結果に業界関係者は驚いているようだ。

 明治では「プロテインユーザーの裾野拡大が鮮明になった。アスリートだけでなく、健康志向の一般層にもプロテインの使用が広がっている」(広報部)としている。

 「プライムデー」期間中、明治のザバス・プロテインは価格を通常の半値に引き下げた模様だ。同社業績への影響は出荷数が明らかになっていないため、現時点では「分からない」(同)としている。

 日本のプロテイン市場は昨年から需要が拡大しており、従来のスポーツ志向の男性層だけでなく、シニア層や女性層にも利用が拡大しているといわれる。
 

Clip to Evernote

ページトップ