ファンケルサプリ事業 4期ぶりに黒字化 (2017.11.9)


 ファンケルの2018年3月期・第2四半期決算は、主力の化粧品関連事業、栄養補助食品事業が好調だったことに加え、インターネットの活用などマーケティング費用を効率的に使用したことなどで、売上高は対前年比12.3%増の518億5700万円、営業利益は37億3600万円(前年同期は6億円の営業損失)の増収増益となった。特にサプリ事業は4期ぶりに黒字転換。

 栄養補助食品関連事業の業績は、機能性表示食品「カロリミット」シリーズや、「年代別サプリメント」が好調で、同部門の売上高は同10.5%増の170億4900万円。通販、店舗、卸、海外のそれぞれ販売チャネルも伸張した。損益面も、前年同期は約10億円の営業損失だったが4期ぶりに黒字化、営業利益は2億円となった。

 中核事業の化粧品関連事業も、「マイルドクレンジングオイル」のプロモーション効果や、アテニア、ボウシャのブランドも前年実績を大きく上回り、売上高は同15.8%増の314億2400万円を計上した。

 一方、発芽米や青汁などの製品を取扱うその他関連事業は苦戦が続いており、売上高は同6%減の33億8300万円だった。

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