トクホ審査 ジャーナリスト松永氏参画 新開発食品調査部会委員に(2017.12.21)


 特定保健用食品の許可審査・審議を行う消費者委員会「新開発食品調査部会」の委員に、科学ジャーナリストの松永和紀氏が指名され、就任した。今年9月1日に第5次消費者委員会が発足したのに伴う部会委員の改選が先月17日までに行われた。部会長は消費者委員会委員の受田浩之・高知大学副学長兼地域連携推進センター長、部会長代理は、同じく消費者委の長田三紀・全国地域婦人団体連絡協議会事務局長がそれぞれ務める。

 科学ジャーナリストとして、機能性表示食品の科学的根拠のレベルに疑問を示していることで知られる松永氏は、トクホに関しても、「審査内容が時代遅れとなっている」「審査のレベルが追いついていない」(FOOCOM・NET12月1日付専門家コラム)などと、執筆記事を通じて最近の審査結果を批判。今後審査されるトクホには、これまで以上に厳しい視線が注がれることになりそうだ。

 同部会委員は部会長ほか全15名で構成される。その他の委員としては、石見佳子・国立栄研シニアアドバイザー、清水誠・東京農業大学教授、山田和彦・女子栄養大学教授らが名を連ねている。


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