ファンケル新中計策定 外部連携など推進 (2018.1.11)


 ファンケルは、外部との連携強化や中国などアジア圏を中心とした海外展開を成長ドライバーとするなどの、2020年までの3カ年の新たな中期経営計画を策定する。4日に行われた島田和幸社長の年頭訓示で今後の施策を明らかにした。

 同社では15年から広告先行成長戦略をはじめとする第1期中期経営計画を推進してきた。18年からは、それらで築き上げた成長軌道をベースに、外部との連携による新たなチャネルの拡大、グローバル化を加速させ海外事業を新たな成長ドライバーとさせる2つの大きな軸を中心に事業を拡大させる。

 外部連携については、昨年のダイドードリンコとの共同開発商品やネスレ日本との共同プロジェクトで、同社が持つ技術・製品力などを活用してきており、これら他社との連携事業に力を注ぐ。
 今後の成長の軸とする海外事業では、中国や香港、台湾などのアジア圏で高い伸長率を維持する化粧品を中心に、現地のニーズを捉えた現地専用品を継続的に投入するとともに、中国市場におけるサプリメント事業を本格化させる。

 また、ここ数年でコンビニや量販店など拡大を進めてきた販売チャネルでは、通販のEコマースを一層強化させるとともに、直販店での強みであるカウンセリングを重視。法人向け事業の健康増進サービスも本腰を入れていく。



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