顆粒製品の受託体制強化 シェフコ(2018.2.5)


 健康食品受託製造のシェフコは、昨年稼働した新工場に300型(約1000㍑)と120型(約400㍑)の流動層造粒機を計2台、新たに導入した。既存工場と合わせると同機の保有台数は計5台になり、青汁やプロテインなど顆粒状製品の製造キャパシティが従来比でおよそ2倍に拡大。10㌧単位の新規受注でも迅速に対応できる体制を整えた。

 同社が栃木県鹿沼市の宇都宮中核工業団地内に建設した新製剤工場「宇都宮工場」は、昨年10月2日に操業をスタート。既存の「栃木工場」が開設から20年以上経過したのに伴い、製造管理などに関して顧客から近年求められる高い要求に応えるために建設を決めた。

 充填や包装工程に関しては現在のところ栃木工場で対応しているが、来年にも宇都宮工場に全面的に移管する計画。これにより、栃木工場は原材料加工に特化させ、青汁に使用する大麦若葉など原料の殺菌・粉砕加工、ハーブやスパイスなど乾燥食品原材料の異物除去加工を主に手掛ける工場とし、両工場の役割を明確にする。


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