ビオセボン 中目黒に2号店開設 (2018.4.26)

ビオセボン合体②

 フランス発のオーガニックスーパー・ビオセボンが、20日東京・中目黒に2号店をオープンした。同店は67坪の売場に2300種類の商品を展開する。1号店の麻布十番店で学習した結果を新店舗に生かし「自信を持って出店」(土谷美津子社長)した。

 その一つが「ビオママン宣言」。子供のために「安全・安心・おいしい」の全部をかしこくかなえたい母親・ビオママンのための応援プロジェクトだ。“ビオシープファミリー”の目印を店内に掲示し季節や時候に合わせてビオママンにオススメ商品を提案していく。

 品揃えについては、国産で7割を占め、転換期間中の1件分を除いて有機JAS取得品。従来の経験から日常の食生活に供するものが求められている事が分かり、野菜や調味料、果物などに力を入れた。また、日常の食生活を営むため、調味料をはじめとする和食の食材の充実にも努めた。

 畜産品に関しては徐々にオーガニックに代えていくが、ビオ商品の少ない水産品などのカテゴリーについては、MSCを中心に独自基準に取り組んでいく。

 基本的に、スーパマーケットにある商品をオーガニックで揃える。オーガニック後進国・日本でどれだけ広げられるかが今後の課題という。

 商品の差別化については、ショラーキCEOは、日仏で相互補完できる点を指摘すると共に、フランスのタッチを残してビオセボンのコンセプトを広めたいとした。

 また、ネット販売は永遠の課題としながら、「店舗は必要。多くの客が店舗で得た情報をネットで流すことで効果がある」との見方を示した。

 20年の東京オリンピック・パラリンピックまでに70坪から100坪の店舗、数十店をオープンさせたい同社。5月には外苑西通り店、6月には新百合ヶ丘店が計画されている。

 特に新百合ヶ丘店は、住宅街で子供の多いエリア。顧客の期待も高まっているという。
 なお、商品構成は以下の通り。有機野菜中心の農産物200種類、グロサリー1300種、ベビー用品・化粧品・健康食品400種類、ワイン60種類、日配品130種類、デリカ・チーズ80種類、その他130種類。

【写真=上:(右から)テープカットする岡田元也氏(イオン社長、グループCEO)、ティエリー ショラーキ氏(ビオセボンCEO)、土谷美津子氏(ビオセボンジャポン社長) 下:20日東京・中目黒にオープンした2号店】

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