米ホエイ生産量 17年、75万tに増加 プロテイン、スポーツ軸に拡大続く(2018.5.24)


 アメリカ乳製品輸出協会(USDEC)による「アメリカ産乳由来プロテインセミナー」が17日、都内で開催され、2017年の乳製品の対日輸出が、前年比41%増の2億9千万ドルに達したことを明らかにした。講演したUSDEC駐日代表のマクニール氏によると、米国の2017年の生乳生産量は、前年比1%増の9770万㌧となり、19年には「1億㌧に達する見通しだ」(マクニール氏)とした。

 このうちホエイ製品の17年の生産量は、前年の70万㌧弱から75万㌧に増加しており、うちたんぱく含有量の高い製品(スポーツプロテイン商品など)の生産割合が上昇しているという。ホエイ製品のうち、いわゆるスポーツプロテイン原料などに使用されるWPCの生産量は、前年の21万㌧から17年は22万㌧、同WPIも5万㌧から5万3000㌧に拡大しているという。

 一方、乳製品全体の17年の対日輸出は、ラクトースが4万2960㌧、ホエイが1万7657㌧、WPC80・WPI(スポーツプロテイン原料)が5359㌧、脱脂粉乳が1万412㌧、チーズが3万1616㌧となり、金額ベースで、前年比41%増の2億9100万ドルに増加した。

 一方、世界のホエイ関連製品の新商品発売数は、2011年の1816品から、16年は6319品に激増しており、うちスポーツ栄養分野が約38%を占め、「スポーツ栄養商品が市場拡大を牽引している」(マクニール氏)とした。

 ホエイ製品の技術開発面では、スポーツプロテイン向けで主流のチーズ生産からの副次生産方法のほかに、生乳から直接生産する方法も研究され、同方法による製品は、保存可能期間が長くなり、飲料への展開が期待されるという。

 マクニール氏によると、スポーツプロテイン向けが主な供給先となるホエイ(WPC80・WPI)の「日本でのシェアは31%」と述べ、米国企業は「さらなる需要増大に応えられる」としている。



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