ビルベリーエキス、食後血糖値の低下示唆(2013.8.8)


 伊インデナ本社によると、同社が製造販売しているビルベリーエキス「ミルトセレクト」の単回摂取により、2型糖尿病患者の食後血糖値を下げる血糖応答と、インスリン応答が調節されることがプラセボ対照臨床試験で初めて確認され、研究成果をまとめた論文が今年5月、「ジャーナル・オブ・ニュートリション・サイエンス」に掲載された。

 この試験は、以前に実施された3週間の非盲検試験のフォローアップとして、アバディーン大学の研究者らが実施したもので、以前の試験では酸化ストレスマーカーおよび炎症マーカーの低下が示されていた。

 今回の試験では、食事療法と生活指導のみで病態をコントロールしている男性2型糖尿病患者8名を被験者とした二重盲検プラセボ対照クロスオーバー自主臨床試験として実施。被験者は「ミルトセレクト」を0.47㌘配合したカプセルまたはプラセボをそれぞれ1錠ずつ摂取した。

 その後、2週間のウォッシュアウト期間を設けた二重盲検クロスオーバー介入でブドウ糖75㌘に相当する多糖飲料を摂取した結果、ビルベリーエキスの摂取により、血漿中のグルコースとインスリンが有意に減少したという。

 「ミルトセレクト」は、有効成分アントシアニン類含有量を36%で規格化したビルベリーエキス。

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