帝人、イヌリンで第2弾食品事業 オランダ食品企業と販売契約締結(2018.7.9)


 レジスタントスターチが豊富な大麦食品「バーリーマックス」を手掛ける帝人は、新たな機能性食品事業を開始する。第2弾商材は水溶性食物繊維の「イヌリン」。まずはイヌリンの用途開発や臨床試験を含めた機能性に関するエビデンスを集積し、来年度から本格的な販売を開始する。


 9日付で、同素材を製造するオランダの食品企業・センサス社と日本における独占販売契約を締結した。センサス社は、チコリやアガベを原料としたイヌリンを製造し、飲料や菓子など加工特性別に6アイテムを揃える。2016年度の売上高は約110億円。


 帝人では、腸内フローラの改善を軸とした機能性食品事業を展開する方針を掲げていた。今後も同分野のアイテムを拡充させつつ、その他の分野の機能性食品素材の取扱いも視野にヘルスケア事業領域の拡大を図る。

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