食品CRO事業参入も視野 みらかHD(2018.8.20)


 病院内の受託臨床検査や臨床検査薬の製造・販売、滅菌事業などを展開するみらかホールディングスは10日、食品・環境・化粧品検査事業への再参入に向けた準備会社を設立したと発表した。保健機能食品の臨床試験も視野に入れる。

 設立した準備会社は「みらかプロダクトアンドエコロジー準備株式会社」(東京都新宿区)。同社によると、食品分野ではコンビニエンスストアや外食産業向けを念頭に、食品の安全性や食物アレルギーなどの検査事業を想定しているという。

 同社は1997年から2014年まで、グループ会社を通じて食品検査事業を展開しており、同事業に再参入することになる。

 また「当社は医療分野の臨床検査事業の基盤があるので、特定保健用食品や機能性表示食品の試験受託分野への参入も視野に入れている」(同社広報部)という。臨床試験の参入是非も含めて、具体的な臨床試験領域などは今後、検討していく方針だ。


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