アダプトゲン製薬 IC認証、工場で取得 (2018.11.22)


 サプリメントのアンチドーピング認証プログラム「インフォームドチョイス」(IC認証)について、アダプトゲン製薬が日本市場では初となる工場認証を取得した。認証を取得したのは本社工場(岐阜県多治見市)と可児工場(同可児市)の2施設。IC認証を運用する英LGC社の日本総代理店が9日、発表した。

 日本総代理店のバイオヘルスリサーチリミテッドによると、IC認証の工場認証はこれまでに海外で英グランビアニュートリショナルズなど約30社が取得している。

 また、工場認証の意味合いについては、「ドーピング禁止物質のクロスコンタミネーションリスクを最小限度に抑えるための継続的な監査とスワブ(拭き取り)検査に対応していることを保証するもの」と説明。その工場で製造される最終製品が分析試験を受けたことを意味するわけではない。

 スワブ検査は、通常の洗浄方法では必ず除去されるとは限らないドーピング禁止物質の存在を検証するために行うという。こうした検証を通じて、最終製品製造時における禁止物質の微量混入リスクを軽減する。

 同社の本社工場と可児工場は、これまでに健康食品GMPおよび原材料GMP認証(いずれも日本健康食品規格協会)を取得している。

 同社は9日付でホームページに「スポーツサプリメントにおける、世界反ドーピング機関(WADA)で禁止されている物質の微量の混入のリスクは、深刻な問題。東京オリンピックに向けてスポーツサプリメントへの関心が高まっている今だからこそ〝うっかりドーピング〟を根絶したい」とのコメントを出した。

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