日本製粉の米由来品 米由来セラミド 保湿機能、カナダでも承認(2019.1.10)


 日本製粉が販売する美容サプリメント向け原材料の米由来グルコシルセラミド(植物セラミド)について、カナダで保湿機能に関するヘルスクレームが承認された。認められたのは、「肌のバリア機能を正常に保つ効果」「肌からの水分損失を抑制する効果」の2つ。同社は一昨年から、カナダおよび米国での販売を進めていた。

 同社が昨年12月21日に発表した。承認申請はカナダの機能性素材販売会社イノバクティブ(ケベック州)を通じて行った。同社は、日本製粉のグルコシルセラミド原材料シリーズの北米市場販売を手掛ける。同市場では、『Myoceram』(マイオセラム、登録商標)の名称で販売されている。

 発表によると、今回カナダ保健省よりヘルスクレームを承認されたのは、米由来グルコシルセラミド『Myoceram RPS』を毎日30㍉㌘摂取した場合の機能性。一般的に知られるグルコシルセラミドの有効摂取よりも少ない量でヘルスクレームが認められたことになる。

 『Myoceram RPS』は、日本製粉が日本で販売している米由来グルコシルセラミド製品と事実上の同一製品。同社は、今回のヘルスクレーム承認について「安全面、効果面、品質面で厳格な評価がされた製品であることがカナダにおいて認識される」ことになるとし、「カナダ、米国における当社セラミド素材の拡売が一層加速するものと期待される」としている。

 米由来グルコシルセラミドは、日本では「肌のうるおい」に関する特定保健用食品の関与成分になっているほか、機能性表示食品としても届出が進んでいる。

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