ポーラ 新規美白化粧品を5月に (2019.2.21)


 ポーラは、しみ・そばかすを防ぐなどの効能を表記する医薬部外品の化粧品2品を5月に上市する。昨年12月に「メラニンの蓄積をおさえ、しみ・そばかすを防ぐ」効能・効果を持つ新規美白有効成分、「MKS‐518」を配合する医薬部外品として厚労省から承認を得ていた。

 新製品は同社の主力ブランド「ホワイトショット」からローションとミルクの2品を販売。ローションは150㍉㍑入で、ミルクは78㌘入。価格はともに税込1万1880円。

 同社によると、化粧品市場では10年ぶりとなる新規美白有効成分の投入で、「高い有効性と安全性を認められた本成分配合商品の発売で、高いニーズのある美白市場のさらなる活性化を目指す」としている。

 同社グループ会社のポーラ化成工業が昨年12月に発表した「MKS‐518」の美白効果に関する研究成果では、紫外線照射によりメラニンが蓄積した色素沈着部分に対して、同成分を含む製剤の塗布により色素沈着を抑制することが、健常な成人男女31名を対象にした試験で明らかにしている。

 同社のほかの薬用化粧品では、シワ改善効果を訴求する「リンクルショット メディカルセラム」を2017年1月に発売し、昨年実績で約130億円を売り上げた。

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