大塚HD、サプリ事業など強化 新中計 事業売上1千億円上乗せへ(2019.6.3)


 大塚ホールディングスは、2019年度を初年度とする5カ年の第3次中期経営計画を策定した。〝独自のトータルヘルスケア企業として世界に躍進〟する成長の5年間として位置付け、医療関連事業と、サプリメントなどを取扱うニュートラシューティカルズ(NC)関連事業をコア事業とし、「新たな価値創造」「既存事業価値の最大化」に取り組む。同社が先月30日発表した。

 新中計では、年平均成長率を10%以上とする事業利益成長を掲げ、医療関連事業、NC関連事業ともに、主力製品・ブランドの成長を加速させる。

 NC関連事業では、サプリメントのネイチャーメイドやポカリスエット、エクオールサプリ「エクエル」、コンディショニング栄養食「ボディメンテ」などを主力及び育成ブランドとして成長ドライバーに位置付ける。2023年度の事業売上を、1100億円上乗せの4500億円に引き上げる。

 サプリメント分野では、ネイチャーメイドを1000億円ブランドに成長させることを柱に、今年度から北米市場を開拓しているエクエル、特定保健用食品と機能性表示食品で展開するサプリメント「賢者シリーズ」などをグローバルで展開し事業を拡充していく。

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