DgS売上高 ツルハが業界首位に (2019.6.20)


 北海道を地盤にドラッグストア事業を展開するツルハホールディングスが、売上高でDgS業界首位に躍り出た。17日、同社の2019年5月期の業績が発表され、売上高が対前年比16.2%増の7824億4700万円となり、ウエルシアホールディングスが4月に発表した18年2月期売上高7791億円を30億円差で抜いた。

 同社が期初に発表した業績予想より100億円上回った。前会計年度から、昨年買収した愛知県のビー・アンド・ディーや広島中央薬局などが連結対象となっている。

 前期概況は、高付加価値商品のカウンセリング販売に注力したほか、食品売場を中心に既存店舗の改装の推進、昨秋に始めたPB商品の刷新などに取り組んだ。

 商品群別の売上高では、調剤を含む医薬品が1723億円、化粧品が1365億円、日用雑貨が2061億円、食品が1747億円。医療用品・介護、育児用品、健康食品を含むその他は865億円。健康食品の売上高は285億円を計上している。

 店舗展開では、140店の新規出店、56店の閉店を実施したほか、買収による店舗増などもあり、グループ店舗数は2082店となった。また3月から取り組んでいる沖縄の金秀商事とのFC契約による店舗展開も進んでおり、同社グループの店舗展開地域は34都道府県となった。

 20年5月期は、売上高8200億円(4.8%プラス)、経常利益452億円(4.4%プラス)を見込んでいる。

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