通販市場、8兆円突破 18年度 通販協推計値 前年度比8.3%増(2019.8.22)


 2018年度の通信販売市場の売上高は8兆円を突破し、8兆1800億円に達したとみられると日本通信販売協会が21日、発表した。前年度から6300億円増加し、伸び率は8.3%のプラス。マイナス成長を記録した1998年度以来、20年連続で増加しており、10年前と比べて売上規模は約2倍に伸長している。

 通販協が調査し、速報値としてまとめた。通販協会員企業456社の他、各種調査データから推計した非会員の有力通販企業337社の売上を加えて算出した。売上高に占める割合は、衣料品や雑貨、化粧品、健康食品などの物販が中心。

 通販の売上が拡大している要因は、ネット通販の伸長だという。また、BtoBやモール系の売上が堅調であること、アパレルや家電系が伸長していることも影響している。通販媒体別に見ると、テレビ通販企業が比較的好調だという。

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