新日本製薬 HC(ヘルスケア)事業拡充で新製品投入(2020.12.24)

新日本製薬合体①

 ここにきてサプリメントを主体にしたヘルスケア事業の拡充を本格化させている新日本製薬(福岡市中央区)が、新製品として、「自己防衛力をサポート」を旗印に掲げたサプリメントの販売を来年1月8日から開始する。同商品を通じて新たな顧客層として20~40代を取り込む狙い。同社の主要販路であるECでの展開とともに、ドラッグストアへの配荷も進める。年内中に5000店舗への導入を決めた上で販売を開始したい考え。さらに、米国など海外市場にも販路を広げていきたい考えだ。

 新日本製薬が来年1月に新発売するサプリメント「BODY AURA」は、乳酸菌のL.ラムノサス菌と、発酵小麦胚芽エキスの2素材を配合したもの。製造するのは、米国のアメリカン・バイオサイエンス社。腫瘍外科医のロバート・ラング・エリオット医師が2素材の組合せを監修したという。

 「ニューノーマル時代に向けたサプリメント」として訴求していく方針。30粒入(1カ月分)で税込6480円。新日本製薬では、同2素材を組み合わせたサプリについて、日本はじめ、アジア、米国での販売権を得ているという。

 同社は12月17日に都内で新商品発表会を開催。同社の後藤孝洋社長は、「これまでは主力の化粧品『パーフェクトワン』で女性層の支持を得てきた。これからの時代は、ヘルスケア事業を拡げていき、スマートヘルスケアに貢献していく」との方針を述べた。

 同社の顧客層は40~60代のシニア層が大半で、新製品がターゲットとする20~40代男女層とは被らない。新商品を通じて新たな顧客層を開拓し、「売り上げを純増させる」(羽鳥成一郎・スマートヘルスケア事業部門管掌)としている。

 BODY AURAに次ぐ第2弾サプリメントについても開発を進めているといい、来年秋口には市場投入したい意向を示している。

需要創出、デジタル広告等を積極展開
 新製品「BODY AURA」の販売プロモーションでは、デジタル広告とインフォマーシャルの2点を重視していく予定。立ち上げ済みのブランドサイトなどを通じ、今後、SNSを活用した情報発信を進めながら同品の認知を高めていく方針だ。

 また、DgSなどの店頭施策では、配荷先が1万店舗を超えるあたりから、テレビCMやユーチューブなどの動画を用いたプロモーション展開で店頭販売を後押しすることも計画している。

 新日本製薬は以前から販路をDgSにも広げてきた。ただ、一部商品を限定的に展開してきたにすぎず、新製品を通じて店舗数を一気に拡大させることになる。

 同社が11月に発表した2020年9月期の業績は、全体売上高337億円のうち、化粧品売上が9割以上を占めており、健康食品や機能性表示食品を含むヘルスケア事業の売上は1割未満にとどまる。

 その中で同社は、今後の成長戦略の一つとして、ヘルスケア事業のブランディングを進め、同事業を拡大していく方針を掲げている。サプリメントを軸にした新商品開発、EC以外の販売チャネルの拡大、海外市場への展開などを通じて、ヘルスケア事業の底上げを図る構えだ。

【写真=上:後藤孝洋社長 下:ニューノーマル時代に向けたサプリメントとして訴求する新製品「BODY AURA」】


Clip to Evernote

ページトップ