機能性表示、年内にも数品目 ファンケル(2015.5.21)

04ファンケル池森会長

 ㈱ファンケル(横浜市中区)は11日、4月に届出が受理された機能性表示食品「えんきん」「健脂サポート」に続く商材数品目を年内に届出することを明らかにした。来月19日から売り出す「えんきん」についても、広告宣伝費として今期12億円を投じ売上高を70%伸張させる方針で、新制度に対応した商品を拡充させる。2015年度を初年度とする新中期経営計画策定の発表会で今後の戦略を打ち出した。

 2年前に打ち出した3カ年の中期経営計画を前倒しする形で新たな3カ年戦略を策定したことについて池森賢二会長は、流通分野への積極的な進出、店舗の改革、赤字部門の解消などを実行した結果、懸念事項は払拭されたものの「回復のスピードが遅い」ことを指摘。さらなる成長拡大には、兆しが見えるこの段階での新戦略打ち出しが必要と判断し、積極的な広告投資やそれに関わる流通・店舗チャネルの拡大などを実行することで、17年売上高を1250億円に引き上げる。

 ヘルスサイエンス分野での新施策では、主力の「カロリミット」や「えんきん」、「ウコン革命」、発芽米、青汁の5製品を重点強化と位置付け、3カ年で約150億円を広告投下し、カロリミットに続くスター製品に育て上げる。またこれまで同社の知名度が低かった地方において、その地域に合わせた広告媒体に出稿、近隣の直営店舗及びドラッグストアやコンビニなどの流通にクロスセルさせスター製品の育成に役立てる。商品購入の受け皿となる販売店についても現状の約4万7000店舗を3年後6万店舗に拡大させる。

 一方主力の化粧品分野では、創業以来訴求してきた『無添加』の価値を再定義し、洗顔系カテゴリーの強化や独自技術の角層バイオマーカー測定を活用したパーソナル化粧品など新たな領域への進出を果たす。

 なお同日に発表した15年3月期の連結業績では、化粧品事業が前期比0.1%減の474億7100万円、栄養補助食品事業が同8.3%減の232億8500万円、発芽玄米や青汁などを取り扱うその他事業が同16.2%減の68億7600万円で、全体売上が同4.3%減の776億3200万円だった。
【写真=池森賢二会長(5月11日、東京・中央区)】

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