睡眠サポート市場が拡大している。富士経済の調査では、2025年の市場規模は前年比約2%増の980億円と試算された。しかし、国の調査では睡眠で休養が取れている人は78%と目標の80%に達していない。経済損失は年間18億円とも想定されており、政権与党も国民の睡眠改善に乗り出している。本特集では喫緊の課題である睡眠に働きかける健康食品素材を紹介する。
国会閉会が押したことで滞っていた霞が関の幹部人事が出揃った。健康食品業界を管轄する消費者庁については、上位の幹部について動きがあった。背景や今後の展望を含めて解説する。
「美容のコラーゲン」から「日常のタンパク質補給」へ。コラーゲンペプチドの提案領域に変化が生じている。美容需要が市場の土台であることに変わりはないが、各社が次の展開先として見据えるのは、スポーツ、シニア、介護食、一般食品だ。特に、乳由来タンパク質の価格上昇を背景に、WPCなどとの併用や一部置き換えを提案する動きが目立つ。成熟した美容市場に続く需要として、タンパク質補給をどこまで育てられるか。各社の取り組みを追った。
脳機能・認知機能改善を訴求する健康食品・サプリメントの市場が活況だ。超高齢社会を背景に、高いエビデンスを持つ機能性食品素材による商品開発、市場でのプロモーションが進む。脳の改善を起点とし、身体の様々な器官への関わりが裏付けされつつあり、脳機能・認知機能改善をベースとする商材への期待感が高まっている。
アジア最大級のバイオ産業展示会「2026BIO Asia‐Taiwan Exhibition」が7月19日、台北南港展覧館で閉幕した。期間7月16日から19日。「Asian Inspiration,Global Impact」をテーマに、22カ国・約900社が出展し、約2300ブースを展開。AI、生物製造、新薬開発、精密医療、再生医療、CDMO、CRO、健康食品など、ライフサイエンス分野の技術や製品が一堂に会した。
来年4月から2年間、食品の消費税率が1%となりそうだ。消費減税は初。財源、経済効果、円安金利高下のインフレ、税率を戻せるのかなどを理由に反対論も強い。しかし高市総理が選挙公約を理由に政府与党を押しきった。その是非はともかく2年間の時限で税率が1%となった場合、健康食品の産業にどのような影響がでるのか。
2025年の機能性甘味料・糖質市場は、富士経済の調査では微減だったものの、原材料メーカーやサプライヤーの話では前年を上回る売れ行きだった。腸活によりオリゴ糖類が需要を増やし、GLP‐1ダイエットの関心が高まるとともに、アルロースやαシクロデキストリンなどの注目度が向上している。市場には新成分も登場しており、今後の展開が期待されている。
「規制緩和は成長戦略の一丁目一番地」。かつて安倍晋三元総理はこう述べた。この明確な方針が機能性表示食品制度の新設に繋がった。安倍政権をモデルと自負する高市政権。我々の業界には、サプリメントは大幅な規制強化。化粧品など美容は逆に規制緩和。サプリの主要チャネルの通販では規制強化策を検討。一貫性を欠き、ちぐはぐさは否めない。
2026年上期(1月~5月)の健康食品業界は、NMN、乳酸菌の受注が引き続き好調を維持していることが、本紙の健康食品受託製造事業者(OEMメーカー)を対象にした調査で分かった。そのなかで、昨年あたりから世界的な潮流となりつつあるロンジェビティ(健康長寿)への注目の高さから、NMNが受注を多く伸ばした。また、健康志向の高まりからのタンパク質補給を背景にプロテインも受注を伸ばしている。