高齢化が進む国内において、加齢に伴う筋力の低下や関節の疾患、骨粗しょう症などにより運動機能が低下し、要介護や寝たきりなどの状態が問題視されている。そのなかで、変形性膝関節症の患者数のうち、自覚症状のある人は約1000万人、潜在的な患者数は約3000万人と推計する厚生労働省の調査結果とともに、変形性腰椎症も同様の患者数ともされ、今後、早急な対処が求められる。
乳酸菌・ビフィズス菌が好調だ。㈱富士経済の調査によると、同市場規模は昨年から2年続けて拡大。主な要因には海外での好況、口腔ケアでの利用増、ペット・畜産動物向けでの採用増などが挙がっている。受託事業者も同素材に注目しており、本紙恒例の新年号のアンケートでは「今年期待する素材」の1位に入った。今後も活況が期待される同素材を追った。
夏至が過ぎ、梅雨が明ければ夏本番。四季が循環するように物事も絶えず変化しており、無機質に思える法令や規制もまた同じだ。満ち引きが起こりそれは業界にも影響する。業界にとって最も注意すべき誇大広告を規制する景品表示法もその姿とあり方が変わってきている。
オートファジーに改めて焦点が当たっている。抗老化を切り口にした市場が広がり、健康食品市場でも、加齢に伴う変化にどう向き合うかが重要なテーマとなる。これら背景に商品設計や原材料提案が広がりを見せているオートファジー市場をレポートする。
アイケアサプリメント市場が着実に伸長を続けている。パソコンやスマートフォンなど目を酷使する現代社会において、眼精疲労は慢性化しつつある。様々な対応グッズが市場で流通するなか、サプリメントによるケアも活況を呈している。ビルベリーやルテイン・ゼアキサンチン、アスタキサンチンなど販売実績を上げる素材をはじめ、新たに「動体視力」の用語を盛り込んだヘルスクレームが届出公開されるなど、さらなる市場の拡大は進んでいる。
サプリメントが定義された。紅麹事件を引き金にした規制のための定義化で前向きではない。しかし、目的には「生体機能の調節」があげられ、形状は「錠剤」「カプセル剤」が明記。これらは以前、サプリメントでは禁止だったのだ。その意味では、先人たちが築いた業界の歴史と知恵の集約が定義に繋がったとも言えるのだ。
SBIアラプロモ㈱(東京都港区)は6月4日、東京都内で新成分ブランド「SBI 5‐ALA」の戦略発表会を開いた。キリングループの協和発酵バイオ㈱と業務提携し、同社を開発・製造パートナーに、5‐ALAの抗老化領域での展開を本格化させる。従来のBtoCに加え、原材料供給やOEMなどのBtoB展開を広げ、足元で約60億円とみる5‐ALA市場を、3年で200億円規模に拡大することを目指す。同社は、誰もが年齢を超えて活躍できる「進化するエイジレス社会」の実現を掲げる。抗老化を重点領域に位置付け、健康食品や化粧品などで国内外の事業展開を進める方針だ。
ヒト向け健康食品原材料の新たな需要としてペット向けの開拓が進んでいる。国内の人口減少を見据え海外で展開する動きが加速するとともに、犬・猫を中心に健康価値を提供する新たな需要を創出する動きが活発化している。
芳醇な香りによるリラックス作用や口臭抑制作用に加え、含有成分による美肌作用や抗酸化作用、抗疲労作用など多様な機能が確認されているバラ素材。市場は広がりを見せているが、今年2月に開戦した米国とイランの戦争が影を落とす。一方、来年は横浜市で国際園芸博覧会が開催される。バラへの注目度が増すことも期待でき、さらなる市場拡大も望めそうだ。
サミ‐サビンサグループは、多国籍ヘルスサイエンス企業として、世界中にアーユルヴェーダハーブ由来の機能性素材などを供給している。日本や韓国、台湾などの東アジアをはじめ、ベトナムやインドネシア、マレーシア、タイ、カンボジアなどの東南アジアにも展開しており、各国のサプリメント制度や市場に精通している。隣国の韓国では現在、日本の「機能性表示食品」との類似制度に準拠した素材を供給している。㈱サビンサジャパンコーポレーション(東京都豊島区)のスリラル ムーリイルモワンチェリ取締役に、その韓国市場の現状を聞いた。