αシクロデキストリン(αCD)およびシクロデキストリン包接体が、多角的に生活習慣病に作用することが報告された。シクロケム(神戸市中央区)の寺尾啓二社長は11月7日、第12回アジアシクロデキストリンカンファレンスと第41回シクロデキストリンシンポジウムの合同会議で、両素材の機能性や作用機序を試験結果に基づき発表した。本紙ではその内容を2回に分けて伝える(第1回)。
プロポリスは、免疫賦活や抗ウイルス素材として日本市場で40年以上の歴史を持つ素材だ。新型コロナウイルス感染症の流行を機に再評価され、免疫関連製品の需要拡大とともに売上を伸ばした。一方で、感染症対策の需要が一巡した現在、市場全体は落ち着いた局面に入りつつある。ただ、免疫の維持向上が生活者にとって日常的なテーマとなったことで、プロポリスは改めて次の展開段階を迎えている。
抗老化に関わる機能性食品原材料が健康食品市場で存在感を増しつつある。以前より健康食品業界では〝アンチエイジング〟を関連ワードとして、市場を構築してきた経緯がある、レスベラトロールやメラトニンなどの関連素材が話題となり、商品開発が進んだ。現在の抗老化に関わる動きは、世界的な潮流とも重なり、新たな素材のプロモーションも活発化している。抗老化に関わるカテゴリーの構築が進みそうだ。
機能性キノコ素材が、さらに市場を拡大しそうだ。ここ数年「腸活」や「菌活」でキノコの注目度が増しており、外食のメニューでは「キノコステーキ」が登場するほど広く利用されている。人気の理由はコレステロールや脂肪が少ない一方で栄養豊富なところ。ここ数年の健康意識の高まりが背景にある。各素材では機能性研究が進展しており、人気を支えるデータも蓄積されている。
サプリメント・健康食品受託製造大手のアリメント工業(山梨県南巨摩郡)がリンゴ酸の配合を技術的特徴とする崩壊遅延防止ソフトカプセルを新たに開発し、企業出展した食品開発展(10月6~8日)で発表した。
健康産業流通新聞は、国内サプリメント・健康食品受託製造事業者(OEMメーカー)を対象にしたメールアンケート(一部聞き取り)を9月下旬から10月中旬頃にかけて実施、合計46社から回答を得た。アンケートでは、今年1~9月に件数ベースで受注の多かった素材・成分、直近業績などを聞いた他、厚生労働省が昨年6月に施行した指定成分等含有食品制度についても尋ねた。