「もち麦」と「バーリーマックス」の2つの品種が中心になり、市場を構成している大麦食品。両品種とも今年も採用商品を複数発売しており、バーリーマックスについては、原材料事業者が採用商品数を把握できないほどだという。また、最近は摂取機会を広げる目的でドリンクやフレークなど新しい形態の商品も発売された。さらなる市場の成長に結び付くか注目されるところだ。
機能性表示食品の市場流通品目数が1500を超える。2020年10月19日時点の今年度の届出総数は既に400件を突破しているほか、19年度以前の届出にも未発売のものがまだ残っていると考えられ、販売品目数は今後も増え続ける。ただ、機能性を表示しない一般健康食品も同様に増加している。機能性表示食品と一般健康食品の混在がより深まっていくことになりそうだ。
「免疫機能の維持」をうたう日本初の機能性表示食品の発売スケジュールが明らかになったことで、業界の次の関心は「どのような広告展開を行うのか」に移った。「免疫は医療にまたがる領域」とキリン自身が指摘している。微妙なバランス感覚を求められそうだが、〝日本初〟の名に恥じない、従来なかった広告展開を期待したい。
奈良県立医科大学が2020年9月15日に発表した基礎研究データが話題を呼んでいる。柿タンニン(柿渋)が新型コロナウイルスの不活化に有効である可能性を実験的に証明したというもの。研究グループは「柿を食べたらいいというわけでは決してない」と話しているが、さっそく、柿タンニン配合食品を発売する動きも見られている。
健康産業流通新聞はサプリメント・健康食品受託製造(OEM)企業を対象にしたアンケートを2020年8月末から9月中旬まで実施し、48社から有効回答を得た。同アンケは毎年夏冬に実施し定点観測しているもの。今回は、新型コロナウイルス感染拡大下で初の実施となった。規模の大小を問わず協力をいただいた受託製造企業へのアンケ結果を通し、サプリメント・健康食品業界および市場の今を探る。
触りたいのだけど触りづらい──業界にとって「免疫機能」は長らくそんな位置付けにあった。しかし、そうした業界関係者の認識がここにきて大きく変わろうとしている。「健康な人の免疫機能の維持をサポートする」。このような働きを訴求する機能性表示食品の届出が今夏、公開されたからだ。この届出の後を追える有望な免疫機能対応素材はあるのか。そこに着目したのが計4ページにわたる今回の大型特集企画。〝食〟と〝医〟の間に横たわる断絶をつなぐことのできるヘルスケア食品の、本格的な市場形成に向けた第1弾企画としてお届けする。
常識を変える出来事は不意に起きる。2020年8月7日午後3時ごろ消費者庁が行った機能性表示食品の届出情報更新。「健康な人の免疫機能の維持に役立つ」──48件にも上る新たな届出のなかに紛れ込むかのようにそれはあった。日本では非常識と思われてきた食品機能表示が唐突に生まれた瞬間。サプリメント・健康食品が今後、食と医薬の間を明確につなぐ「ヘルスケア食品」として成長、発展していけるかどうかの分水嶺となる。
7月22日、経済産業省商務情報政策局情報経済課が発表した報告書によると、2019年のBtoC‐EC(消費者向け電子商取引)市場規模が、19兆3609億円に拡大したことがわかった。物販系分野も、前年度の9兆2992億円(EC化率6.22%)から、19年には10兆515億円(EC化率6.76%)と順調に推移。伸び率は、8.09%を記録した。