生活習慣病、多角的に作用 αCDとCD包接体が シクロケム (2025.12.25)


 αシクロデキストリン(αCD)およびシクロデキストリン包接体が、多角的に生活習慣病に作用することが報告された。シクロケム(神戸市中央区)の寺尾啓二社長は11月7日、第12回アジアシクロデキストリンカンファレンスと第41回シクロデキストリンシンポジウムの合同会議で、両素材の機能性や作用機序を試験結果に基づき発表した。本紙ではその内容を2回に分けて伝える(第1回)。

 寺尾社長は講演の中で、生活習慣病の代表的な3つの疾患、①糖尿病②動脈硬化③肥満のシクロデキストリンによる改善方法を示した。①糖尿病の説明の中では、高脂肪食を摂るとコレステロールが上昇し、治療薬のスタチンにより下げられるものの、力価の高いスタチンほど糖尿病になるリスクが高まると、2021年に発表された論文で報告されていると述べた。

 理由はスタチンがコレステロールの生合成を止める一方、体内のCoQ10合成も抑制してしまうため。CoQ10は脂肪細胞内の「痩せホルモン」アディポネクチンの分泌に深く関与しており、CoQ10が減るとアディポネクチン量も減少し、糖尿病リスクは上昇する。さらに、CoQ10は20歳をピークに産生量が低下することが分かっており、糖尿病リスクを抑えるにはCoQ10の摂取が効果的と寺尾社長は語った。

続きは「健康産業流通新聞」本紙・電子版で

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