タイガーナッツ 取扱い急増 スーパーフードで注目(2016.3.10)

05タイガーナッツ

 新たなスーパーフードとして注目を集める「タイガーナッツ」の原料供給先が最近増加している。タイガーナッツジャパン㈱、青葉貿易㈱、㈱公知貿易をはじめ、㈱アグロケミ(東京都港区)でも取扱いを始めた。アグロケミでは既に初回入荷分の200㌔㌘を売切り済みで、3月中に3~4㌧を仕入れる計画。

 タイガーナッツは、カヤツリグサ科ショクヨウガヤツリの塊茎。200万年以上前にアフリカで食されていた記録があるほか、スペインでは同素材から作った飲み物が一般に広く親しまれているなど、食経験が豊富。含有成分では食物繊維を多く含み、食前の摂取により血糖値の上昇を緩やかにし、体重の増加を抑える働きがある。また、グルテンフリーのためアレルギーの心配がないという。

 米国のニューヨークでダイエットフードとして人気に火が付いたタイガーナッツは、今年1月に日本でもテレビで紹介され、女性を中心に一般の需要が急増した。

 アグロケミでは、このニーズに着目して取扱いを開始。スペインのバレンシアで栽培及び収穫されたタイガーナッツの表皮を剥ぎ、乾燥させたものを販売する。成分も規格し、タンパク質含量は6.5~12%、脂質含量は23~31%、食物繊維含量は10~15%。また、一般生菌数も規格するほか、ロット毎に日本国内で検査し、安全性の確保にも注力している。

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