プラズマローゲン 初の届出受理(2017.12.7)


 業界注目度の高い「プラズマローゲン」を機能性関与成分にした機能性表示食品(サプリメント)の届出が初めて受理され、6日、届出情報が公開された。原料は鶏。最終商品臨床試験で届け出たもので、届出表示は「健常な中高年の方の加齢に伴い低下する認知機能の一部である、言葉、位置情報、状況などの情報の記憶力を維持する機能があります」。

 届出者は、医療コンサルタント業務等を手掛ける「ピーソリューション」(東京都新宿区)。ホームページによると同社は08年設立。届出商品(プラズマローゲンEX)と同名のサプリをネット通販で販売している。

 この届出では、表示する機能性の根拠に関する補足資料として、届出商品に含まれるビタミンEが、表示機能に与える影響を考察している。消費者庁から説明を求められたものとみられる。最近同庁は、関与成分以外の含有成分が機能性に影響を及ぼさないことの確認を届出者に頻繁に要求しているとされる。

 同成分はリン脂質の一種。原料にはホヤなどもあり、初受理を機に、届出に向けた企業の熱が高まる可能性がある。市場拡大にあたっては、研究レビューを実施できるかが焦点となりそうだ。

Clip to Evernote

ページトップ