コスモス薬品 いよいよ東京に進出 まずは都市型モデル(2019.1.24)

コスモス横山社長①

 九州エリアを中心に西日本全域でドラッグストア900店舗超をチェーン展開するコスモス薬品は、今年5月に東京へ進出する。昨年5月に福岡・天神に初めて出店した医薬品、化粧品を中心に品揃えした都市型店を、東京・広尾と中野の2カ所にオープンさせる。17日開催の決算説明会で、横山英昭社長が明らかにした。同社は昨年7月、2019年度中の東京への出店を計画、公表していた。

 記者会見の席上、横山社長は、「今後の日本は人口と所得の2極化が進み、商圏は関東に一極集中の構図ができるだろうと予想している。ビジネスチャンスは関東にある」といい、これまで西日本で培った郊外型店舗を収益モデルとして、それらノウハウを活用して関東圏への進出を加速させる。

 関東進出の足掛かりとなる「広尾店はインバウンドに対応させた品揃えとし、中野店は食品なども充実させた店づくりとする」(同)といい、調剤はニーズを見定めて導入する考え。

 郊外型店舗の展開については、現在、埼玉や千葉、神奈川などでの立地調査を進めており、600坪以上の大型店とし、西日本で進める小商圏メガドラッグストア同様に菓子など一般食品の取扱いなども充実させていく。

 11日に発表した第2四半期の業績は、売上高が対前年比10.2%増の2984億円、経常利益は同16.5%増の135億円の増収増益。通期業績では、売上高が6000億円を超える見通しだ。

【写真=「ビジネスチャンスは関東に」と横山英昭社長】

Clip to Evernote

ページトップ