ファンケル OEM事業 新会社で化粧品受託開始(2020.1.23)


 ファンケルが化粧品OEMに本格参入する。グループ傘下で、化粧品や健康食品などの製造部門を担うファンケル美健が100%出資する新会社を立ち上げ、化粧品、健食の受託製造をスタートさせた。まずは化粧品のOEM事業を軌道に乗せた上で、サプリメント・健康食品についても早い段階で稼働させる方向だ。

 ファンケルはこれまで、子会社のニコスタービューティックが化粧品の受託製造を担当していた。今後、ニコスターは海外、新会社を国内向けに住み分けるなどしてOEM事業を強化する。

 新会社「ファンケルラボ」は、1月6日に設立。資本金は1000万円。代表取締役社長には、ニコスターの稲葉豊和社長が兼務する。

 ファンケルでは、2020年度を最終年度とする中期経営計画の方針のひとつとして、化粧品、健康食品のOEM事業強化を打ち出している。化粧品の製造は、現有の群馬、滋賀の2工場の生産ラインを本格稼働させるなどしてOEM事業に充てる。

 健康食品分野については詳細を明らかにしていないが、新横浜、千葉、長野の工場を活用するとみられる。また、21年3月には健食製造では4拠点目となる工場が静岡県三島市で本格稼働する予定だ。

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