先月末以来の届出更新 26件追加 デルフィニジン、PQQが新たに(2020.5.14)


 消費者庁は13日、先月30日以来となる機能性表示食品の届出情報更新を行い、26件の届出を新たに公開した。これにより2019年度の届出件数は844件に達した。現時点で最新の届出番号E844の届出日は3月20日。同年度の届出は今後さらに増える可能性がある。

 前回の更新に引き続き、この日の更新でも新規の機能性関与成分を含む届出が複数あり、デルフィニジン-3,5-ジグルコシド、ピロロキノリンキノン二ナトリウム塩が新たに出てきた。

 デルフィニジン-3,5-ジグルコシドはDHCが届け出た。サプリメントを届け出たもので、製品名は『マキベリー うるおう瞳』。マキベリーというベリー類のエキス末に含まれるアントシアニンの一種を機能性関与成分にした。ヘルスクレームは「長時間パソコンやスマートフォン等の画面を見ることによる眼の疲労感や肩の負担を軽減する機能、眼のうるおいを維持する機能と眼の一時的な不快感を軽減する機能があります」

 マキベリーエキス末は、オリザ油化などが原材料販売を展開。同社は『マキブライト』を登録商標とするマキベリーエキス末について、主に目の渇きに対する機能性を訴求しながら、アイケアサプリメント市場の開拓を国内外で進めている。

 ピロロキノリンキノン二ナトリウム塩は、「PQQ」の略称で知られる成分。三菱ガス化学が製造販売する『BioPQQ』を機能性関与成分とするサプリメントをグランヒル大阪が初めて届け出た。

 この届出のヘルスクレームは「健康な中高齢者に対して、認識能力の一部である注意力及びワーキングメモリー(得られた視覚情報を短時間で認識し、同時に正しく処理し行動に移す能力)の維持に役立つことが報告されています」。研究レビューは、東京大学大学院薬学系研究科医薬政策学教室と三菱ガス化学が共同実施したもの。届出公開を受けて同社は届出サポートを本格化させる。

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