ハラール認証取得 じわり広がる  東南アジア市場に商機(2014.9.25)


 2030年に世界人口が22億人に達する見通しのイスラム教徒(ムスリム)向けの市場を指すハラールマーケットが話題だ。多くのムスリムを抱える東南アジア市場への「通行手形」などとも呼ばれるハラール認証を取得する動きが健康食品業界でもじわりと広がりつつある。


 昨年12月、植物由来セラミド原料など主要素材6製品で同認証を取得していたオリザ油化は現在、紫茶エキスなど16製品についても認証取得申請を進めている。


 「将来有望な東南アジアで健康食品原料を販売するにはハラール認証が必須」というのが同社の考え。「同じ原料でも『ハラール認証があれば価格は多少高くても構わない』という取引先もある」という。「(最終製品に)認証マークがついていれば、市場で差別化できるし、購買層も広がる」からだ。


 国内原料メーカーがハラール認証を取得した事例としては、これまでに日本水産とマルハニチロが魚油、常磐植物化学研究所がビルベリーエキスとカシスエキス、ユーグレナがミドリムシで取得するなど、10製品以上にのぼる。欧米からの輸入原料を含めると相当数になりそうだ。


 一方、ハラール対応の最終製品製造ラインを保有する受託製造企業は現在のところアリメント工業の1社のみと見られる。同認証取得サプリメント10アイテム以上を製造しており、東南アジアのサプリメント販売企業からの問い合わせも増えているという。


 東南アジアにもサプリメント製造企業は存在するが、工場規模は小さく、製造技術にも課題を残す。また、現地で販売されているサプリは豪州など海外からの輸入品が大半だが、「『メイド・イン・ジャパン』に対する評価は高く、日本で販売されている商品と同じものを求めている」と同社は話す。


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