ファーマフーズ・20年第1Q 薬用育毛剤が成長 (2019.12.12)


 健康食品や化粧品の通販事業を主要事業のひとつとして展開するファーマフーズは5日、2020年7月期第1四半期決算を発表し、サプリメントや化粧品、育毛剤などの通販が好調に推移するなどし、売上高が対前年比20.0%増の30億9000万円を計上した。一方、損益面では、通販事業での戦略的な先行投資として広告宣伝費22億9600万円を計上したことで、7億6700万円の計上損失となった(前年同期は3億6200万円の損失)。

 通販事業の売上高は、同28.6%増の24億8800万円、8億7100万円のセグメント損失。積極的にプロモーション展開する主力商品の膝関節用サプリ「タマゴサミン」が堅調に推移した。

 また、定期顧客数が3万件に達する薬用育毛剤「ニューモ」について、広告投資効率が好調だったことから、当初予定の広告宣伝費の配分を増やすなどで、「タマゴサミン」に次ぐ主力商品に成長しつつある。ただ、9月から10月にかけては、想定以上の受注で生産が追いつかず広告先行投資となり、同期間の売上には反映しなかったといい、11月下旬から配荷が進んでいることから第2四半期以降の売上に大きく寄与するとしている。

 機能性素材事業では、主力のGABAが国内の多くの食品・飲料メーカーから引き合いを受け、今後は北米や中国など海外での販売増加が見込まれるとしている。ただ、高収益機能性素材の割合が減少するなどし、同事業部門の売上高は同1.1%減の4億9500万円、セグメント利益は同37.6%減の1億4900万円となった。

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