プラズマ乳酸菌、市場規模500億円へ キリンHD方針 27年までに売上高10倍超目指す(2020.10.8)


 キリンホールディングスは、独自素材の「プラズマ乳酸菌」に関連する事業売上高を2027年までに500億円に拡大させる方針だ。19年の売上高は約40億円。短期間のうち10倍超の売上拡大をめざす。同社が投資家向けに6日開いたR&D関係の説明会の中で、磯崎功典社長が明らかにした。

 プラズマ乳酸菌で可能になった、機能性表示食品としての「免疫機能表示」を強力な追い風に、売上高を一気に拡大させる狙いとみられる。キリングループ内で展開するプラズマ乳酸菌配合商品の売上拡大だけでなく、国内外企業への原材料販売の拡大もテコに、27年までに売上高を10倍超に押し上げようとしているようだ。

 機能性食品素材市場において、最終製品も含めた市場規模が500億円に達している素材は少ない。キリンHDは、固有の素材製品(=プラズマ乳酸菌)のみでその規模を創出、実現しようとしていることになる。実現可能性はどの程度あるのか。

 キリンHDは、プラズマ乳酸菌を機能性関与成分に、「健康な人の免疫機能の維持」を訴求する機能性表示食品のサプリメント2品を、来月上旬から新発売する。また、グループのキリンビバレッジは飲料3品を来月24日から新発売。さらに、資本業務提携関係にあるファンケルに対して素材供給し、同社からも同様の機能性を訴求する機能性表示食品のサプリメントが再来月に新発売されることになっている。各社、大規模な販売プロモーション活動を展開することが予想される。

 このほか、グループの小岩井乳業が同様の機能性表示食品のヨーグルトおよびヨーグルトドリンクの届出を済ませている(6日公開)。発売日は公表されていないものの、年明けにも販売が始まる見通し。

 原材料供給については海外でも既に始まっている。米国では今年、複数のサプリメント企業から配合製品が発売された。今後、国内でもサプリメント用途での供給先を広げるのかどうか注目だ。

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