ファンケルが新プロジェクト 有識者で構成の評議会も設置(2021.5.13)

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【写真=機能性表示食品の『免疫サポート』を通じた社会貢献活動を進める】

サプリで社会貢献果たす 「免疫機能の維持」活用し
 「免疫サポートプロジェクト」と名付けた社会貢献活動をファンケル(横浜市中区)が4月30日から始めた。新型コロナウイルスの感染拡大が一向に収まらないなか、免疫機能を維持する働きのあるサプリメントを通じて、足もとの社会課題に対応した社会貢献を果たしたい考え。活動を進めるにあたり、アカデミアなど有識者で構成する「免疫サポート社会貢献評議会」も設置。評議会の助言を得ながら、医療従事者などに対して、免疫機能を維持する働きのあるサプリメントを寄贈するなどの社会貢献活動を展開する。

 ファンケルは昨年12月、機能性表示食品のサプリメント『免疫サポート』を発売した。健康な人の免疫機能を維持する働きを表示し訴求する。新型コロナ下で発売された同製品を巡っては、同社によると、免疫力に対する生活者の関心が高まっていることもあり、「ヒット商品」になっているという。

 そんな中で、「『免疫サポート』を通じて、現下の社会課題に対応した社会貢献を行いたいという思い」(同社)から同プロジェクトを始動。今後、第三者機関として設置した有識者組織「免疫サポート社会貢献評議会」に助言やアイデアなどを求めながら、医療従事者に同サプリメントを寄贈するなど、「社会の様々な場面で『免疫サポート』を活用いただく」考えだ。

 同評議会のメンバーは、大谷泰夫・神奈川県立保健福祉大学理事長▽西澤真理子・リテラジャパン代表▽堀江重郎・順天堂大学医学部教授(日本抗加齢医学会理事長)▽松井清人・前文藝春秋代表取締役社長▽森下竜一・大阪大学大学院寄附講座教授──の5名。機能性表示食品との関わりも深い森下氏は、現在、新型コロナウイルスワクチンの開発に取り組んでいることでも知られる。

 ファンケルはこれまでも、同サプリメントを通じた支援活動を行っていた。先月には、神奈川県の看護連盟を通じて、新型コロナ感染者の看護に当たる県内8カ所の病院の看護師など約500名に同製品を寄贈。看護士などを養成する県内の医療大学にも300個を贈った。

 また、2月には、読売巨人軍が定期的なPCR検査を行う目的でキャンプ地の沖縄県那覇市に開設したスポーツ健康検査センターに2000個を寄贈。他にも、同社の従業員ら約4500人に同製品を配布する取り組みも進めているという。

 同プロジェクトでは今後、同社がこれまでに行ってきた同製品を通じた支援活動に加え、同評議会から「同製品を活用する新しく効果的なアイデアやヒントをいただき、速やかに実施」(同社)していきたい考え。また、介護や保育などの現場や公的団体からの寄贈依頼にも応えていく。

 ファンケルの機能性表示食品『免疫サポート』は、キリンホールHD(ホールディングス)が開発した「プラズマ乳酸菌」を機能性関与成分として配合したもの。キリンHDや、グループのキリンビバレッジなども同様の機能性表示食品の販売を昨年からスタートしており、キリングループでも、医療従事者や、生活インフラを支える鉄道会社従業員などへの製品寄贈を通じた社会貢献活動を進めている。

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