味の素、DHAを子ども向けで 微細藻由来採用(2014.4.3)


 味の素㈱が微細藻由来DHA(ドコサヘキサエン酸)を配合したグミタイプの子ども向けサプリメントを4日から通信販売限定で新発売する。発売に先立ち同社では2日、「注目のオメガ3 DHAが子供をかしこく健やかに育む!」と題したセミナーを都内で開催していた。主に3~12歳の子ども向けに提案する。


 新DHAサプリの製品名は「かしこいおやつDHA」で、DSMニュートリション社が供給する「life's DHA」を配合した。
 同品ではDHAを1日摂取目安量3粒当たり100mg配合。同社によれば、欧州食品安全機関では1日当たり250mgのDHAの摂取を推奨している一方で、「日本人の3~12歳の子どもの平均DHA摂取量は1日あたり約150mg」だとしている。


 2日のセミナーでは、子どもの読み書き能力のほかADHD(注意欠陥・多動性障害)に対するDHA摂取の有効性について、オックスフォード大学のアレックス・リチャードソン医学博士が講演。また味の素の木村毅・取締役常務執行役員が登壇し、消費者庁が行った「食品の機能性評価モデル事業」でDHAおよびEPAは「高い評価を得た」などと紹介しつつ、今後グローバルな成長が期待できるのは海藻由来DHAだとした上で、「日本ではほとんどマーケットはないが、我々はこれを育てる」と語っていた。



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