通販・EC市場、14兆円規模へ JADMA 24年度通販市場売上高調査(2025.8.28)


 日本通信販売協会(JADMA)は28日、2024年度(24年4月~25年3月)の通販・EC市場の売上高が前年度比7.3%増の14兆5500億円に伸長したとする調査結果(速報値)を発表した。金額ベースでは9900億円のプラスだった。

 24年度の概況についてJADMAでは、売上規模の大きい主要企業を中心に堅調な成長が続いたとし、主にコールセンターやフルフィルメント、マーケティング領域におけるAIの活用による業務効率化の進展や、企業のM&Aを通じた事業多角化の動きが目立ったとしている。
 また、昨年同様に円安などによる原料価格高騰が進むなか24年度の伸びは前年を上回る動きで、マイナス成長を記録した1998年度以降、26年連続して増加傾向が続いている。

 同調査は、JADMA会員385社を対象に実施した「第43回通信販売企業実態調査」から得た回答の売上部分を先行集計した結果と、有力非会員392社の推計した売上を加えて算出した。調査期間は25年6月24日~8月18日。

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