RAWGA社と独占販売契約 植物性コラーゲン様素材で 兼松ケミカル(2025.9.11)
兼松ケミカル(東京都中央区)は、韓国のバイオテックスタートアップRAWGA社(ロウガ)が製造する、ハイビスカス由来の植物性コラーゲンペプチド様原材料「VC‐H1」の供給を開始する。8日、兼松、兼松ケミカル、ロウガとの間で日本国内における独占販売契約を締結した。兼松ケミカルが日本での独占販売に加え、ロウガが既に展開する米国などを除く海外での販売権も取得しており、健康食品事業の新たな柱に成長させる構えだ。
同原材料は、非遺伝子組み換えのハイビスカスと水のみを原料に、ロウガが独自の加水分解技術で製造する粉末原材料。ラオスにあるロウガの農園で栽培したハイビスカスを、韓国のロウガ工場で抽出・加工している。
ヒドロキシプロリンを含むトリペプチドを多く含有し、高いコラーゲン生成作用を持つことが特徴だ。コラーゲンの平均分子量が300Da台と小さく、吸収性にも優れるとされる。また、抗酸化作用や動物臭のない風味も付加価値となっている。
臨床試験では、乾燥肌やシワを持つ35~60歳の成人100人を対象に、1.5g/日の摂取を12週間行った結果、肌の水分保持、弾力性、質感、シワの改善において有意な効果を確認している。